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[Reprise] 寺内ヘンドリックスを知っていますか?

前のサイトでもブログをやっていたのだが、その閑古鳥が鳴いていたブログの中でも、コメントやトラックバックを多く頂いた記事がある。それは「寺内ヘンドリックスを知っていますか?」というタイトルの記事。自分が高校生の時にフジテレビの深夜に放送されていたギター番組について書いたもので、様々なところから「寺内ヘンドリックス」という番組を語る際にリンクを貼ってもらった。

自分で言うのも何だけど、その記事は資料的価値があるのだと思う(え、言い過ぎ?)。ということで、その「寺内ヘンドリックスを知っていますか?」をこのchaoslave blog上でも復活させてみよう。・・・別にアクセス数を稼ぎたいという訳ではないよ、多分。

引用ここから—————————————————————-
「寺内ヘンドリックス」・・・まさに和洋のギターの神様の名前を組み合わせたこの題名は、私が高校生の頃(1993年頃)、フジテレビの深夜に放送されていた30分のギター番組である。
今考えるとギターという楽器を題材にして番組を作るというのは非常に画期的なことであったと思う。内容は別にスケールや奏法のレクチャーをするわけじゃない。単に「ギターを楽しんで弾こう!!」という思いで作られた、結構バカバカしい番組であった(マジメな部分もあったけど)。
今回は、私が覚えている限りの当番組の様々なコーナーを紹介していこう。当時、「ウゴウゴルーガ」という30分の時間の中でコーナーが次々と展開していく番組が好評を博していたが、「寺内ヘンドリックス」は明らかにその影響を受けていた。とにかく、いろんなコーナーがあったのだ。

 

<街角ギター>
ほぼ毎週レギュラーのコーナー。街中にエレキ・ギターとアンプを置いておいて、「ご自由にお弾き下さい」と紙を張っておく。そこに通りかかった人がそのギターを弾く様を映しているコーナーである。場所によってはプロの人が通りかかったこともあり、あるレコード会社にギターを置いた時には、当時リッチー・ブラックモアが抜けたその代役としてDEEP PURPLEと共に来日していたジョー・サトリアーニがギターを弾いていった。

 

<一億二千万人総ギタリスト化計画>
上の「街角ギター」に似ているが、こちらはエド山口(モト冬木の実兄)がフェルナンデスのZO-3(アンプ内臓ギター)を持って町に出て、道行く人にギターを弾いてもらうというもの。「ニセエド」というタイトルで弟のモト冬木がその役をやったこともあり。最終回は、兄弟でVENTURESの「Pipe Line」を弾いたっけ。それにしても、一億二千万人が全部ギタリストになったら、誰がドラムを叩くんだ?

 

<異種格闘技戦 アリと猪木>
ディストーションのかかったギターと大正琴など、ギターと変わった楽器を組み合わせてジャム・セッションを繰り広げるというもの(組み合わせはいろいろあったんだけど、どんなのがあったか忘れちゃった)。演奏者はかなり豪華な方々が出演していた。あの雷様の格好をした高木ブーがアコースティック・ギターを爪弾く姿が印象に残っている。

 

<ギタギドラ>
正式なタイトルは忘れてしまったが、ムーンライダースの白井良明が新しいギターを開発していくコーナー。それで出来上がったのが「ギタギドラ」というもの。床に置いて演奏するもので、名前通りネックが5本あって、なんやら凄いアナログなリズム・マシーンまでついているという訳が分からない楽器だった。
(2004/06/05追記:ネット上に氏とギタギドラの写真があった。→こちら)

 

<ギター侍>
「フォルテシモ」で有名なHOUND DOGのギタリスト、西山毅がギターを持った侍に扮して、アメリカのギタリスト養成学校”G.I.T”に乗り込んで行くというもの。G.I.Tの様子が見れるということで、もしかしたらこの番組の中では一番ためになるコーナーだったかも知れない。実は彼はかなりのテクニックを持つギタリストで、G.I.Tの講師相手にギター・バトル(?)をしたところ勝ってしまった。邦楽バンドのギターでもナメちゃいけません。

 

<ギターフェチの女>
CARPENTERSの「Super Star」をBGMに、ギターを紹介していくコーナー、と言っても単なる紹介ではありません。ギターの側には何故か水着か全裸の艶かしい女性がはべっていて、カメラはギターよりもそのオネーチャンを映している。まさに深夜の特性を活かしたコーナー。終わった時にはギターのことなんかまるで記憶にない(苦笑)。このコーナー以来、私は「Super Star」を耳にすると頭の中に色っぽいネーチャンが浮かんでくる。

 

<江戸家ギタ八>
確かたった一回きりのコーナー。ギターでまるで人間が喋っているように音を出す。しかも会話の内容が痴話喧嘩。男と女の声でちゃんと音の高低を使い分けているところがさすが。個人的には結構笑えて好きだったので、一回と言わず何回かやってほしかった。

 

<ギタリストの偉人伝>
正式題名失念。椅子に座った和服の女性(多分、演歌歌手)が、有名ギタリストのエピソードを”上品に”語っていくコーナー。でも内容は割と下品。例えば、ジミ・ヘンドリックス:「彼は自分の中から沸き上がってくるアイデアを抑えるために、ドラッグを打ちました。その次に湧き上がってきたのは・・・・(間を置いて)ゲロでした」ってなことを真面目ぶって語っていました。

 

<怪奇!!ギターを食う男!!>
たった一回のほんの数十秒のコーナー。アコースティック・ギターをバリバリと食っている男が写し出される。それだけ。

 

<驚異!!ギターを身ごもった女!!>
上同様たった一回のコーナー。妊婦の腹に聴診器をあてると、ボロロ~ンとアコギの音が聞こえてくるというもの。それだけ。上記とこれのようなバカバカしいコーナーの作りは明らかに「ウゴウゴルーガ」の影響と言えるだろう。

 

<小山田圭吾の耳コピのコーナー>
CORNERIUSの小山田圭吾が床に散乱しているレコードから一枚選び、プレイヤーにかけてその曲をアコギで耳コピするというもの。DEEP PURPLEの「Smoke on The Water」のリフの最後の音を間違えて、彼は素っ頓狂な顔をする。

 

<今週の君が代>
大体番組の最後にあったコーナー。様々なゲストがギターで「君が代」を弾いていた。やはり印象的なのは、電動ドリルを使って弾いた元MR.BIGのポール・ギルバートであろう。

 

・・・とまぁ、私が覚えているのはこのぐらいかな。上に挙げた以外にも、まだまだいろんなコーナーがあったハズだ。それにしても、「ギターを食う男」なんかは今でも映像を思い出せるし、他のコーナーにしてもよくこれだけ覚えていたな、と我ながら感心してしまった。やはりこの番組はそれだけ強烈な印象を残していたということなのだろう。ちょうど私がギターを始めた時期と重なっていたので、それも番組を印象に残していた原因だと思う。
是非とも機会と予算があれば、またこのような番組をやってほしいものだね。
—————————————————————-引用ここまで

 

この記事の初稿は何と1998年、今から10年前にも遡るんだから自分も驚いた。というか俺も随分前からサイトやってたんだなぁ。そして、2003年に(何回目だかの)サイトリニューアルをして、その際にブログに再掲載したものが、かなりの反応があったという訳。
そうそう、この記事をきっかけに「怪奇!!ギターを食う男!!」でギター喰っていた人からメールをもらったこともあったっけ。

とにかく、本当に面白い番組だった。権利関係で再放送すら難しいということだから望みは薄いだろうけど、DVD-BOXとか出してくれたら即買っちゃうんだけどな。

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